らぶ会報

脳外傷友の会・らぶ 会報第15号                                              2017年7月発行
発行にあたり
西村 敏

  うちの息子も高次脳機能障害を負ってから丸10年を過ぎました。

当初「植物人間になるでしょう」という宣言を受けたものの諦めきれず、何とか少しでも回復の道があればと、どんな情報も逃がすまいとしながら、今日までやってきました。

当事者を抱えた家族の想いというのは同じだろうと思います。

 当会、顧問の長谷川先生に「高次脳機能障害の回復は3年、5年、10年というのが節目だよ。そのくらいのゆっくりしたペースで脳は変わっていくんだよ」と教えて頂きましたが、今となってみればその通りだったなと痛感している今日この頃です。

 

 高次脳機能障害を負ったものとその家族は、事故直後・回復期・地域での生活・復学・就労・結婚・子育て・老後、とその局面で特有の壁にぶつかります。

その一つ一つの問題にぶつかった時に、話せる場はやはりこの家族当事者の会だよなとつくづく思います。

 小さな、ささやかな、でもとても貴重なこのともしびを絶やさないよう、たとえささやかな活動であっても皆さんとともに地道に歩んでまいりましょう。